こんにちは!管理人のアカツキです。
「東京都防災アプリ」について、連載中です。
今回は、3つあるモードの2つ目「東京くらし防災モード」を取り上げます。
東京都防災アプリとは(おさらい)
東京都公式の防災アプリです
今から2年前の2018年(平成30年)3月から配信が開始されました。
「あそぶ」「まなぶ」「つかう」をコンセプトに災害時に役立つコンテンツが掲載されています。
そして「楽しみながら」防災について知ることができます。
このアプリは、防災ブック「東京防災」がベースになっています。
東京くらし防災モード~ふだんのくらしで防災をする~
防災ブック「東京くらし防災」の内容を学べます
こちらのモードは、防災ブック「東京くらし防災」がベースになっています。
前回の東京防災モードでは「東京防災」がベースでした。
実はこの「東京くらし防災」も東京都が発行している防災ブックなんですね。
東京くらし防災は、次の方法で入手できます。
(1) 冊子版
都立、区市町村立施設などに設置されています。
設置場所はこちらをご確認ください。
(2) 電子書籍
・東京都防災アプリ内でダウンロード・閲覧が可能です。
・他の電子書籍サイトも対応しています。くわしくはこちら
(すべて無料でダウンロード・閲覧できます)
女性の視点から防災を考える
この東京くらし防災は、防災対策をやらなければいけないと思っているが、具体的な方法がわからない、そんな人に防災をはじめてほしくて生まれた冊子です。
日々の時間を大きく割いて防災に集中する、ということではありません。
いつもの暮らしの中で、毎日の行動や習慣にちょっとした工夫や発想を取り入れる。
そうすることで防災がはじまる、というコンセプトになっています。
東京くらし防災には、三人のキャラクターが登場します。
「わたし」と「お姉ちゃん」、「お母さん」の三人です。
見てもらえるとわかりますが、かなり細かく人物設定がなされています。
実際にこのような感じの家族構成になっている方も、いらっしゃるのではないかと思います。
アプリでは、この三人がイラストで防災のポイントを教えてくれます。
東京くらし防災は、女性の視点からふだんの生活でできる防災を考えた防災ブックになっています。
たとえば、幼稚園に子どもを迎えに行き、帰るときにいつもと違う道を歩いて、
危険な場所やもしもの時の避難経路を覚える、といったことです。
もちろん女性だけでなく、男性にも、そして年代を問わず大いに役立つ内容になっています。
東京くらし防災モードのトップ画面
それでは、アプリのトップ画面から見ていきましょう。
全体的にピンクを基調としたカラーリングになっています。
MANGAというコーナーもあるようですね。
こちらのモードでは、イラストを多用して防災を解説しています。
くらしを守ろう
いますぐできる!15のことをやってみよう
最初にアクセスするのは「くらしの中で防災をしよう」です。
まずはこちらで、日々のくらしでどのように防災をしていくかを学んでいきましょう。
そして目を通してほしいのが、「いますぐできる!15のこと」です。
東京くらし防災のコンセプトは、毎日の行動や習慣にちょっとした発想や工夫を取り入れること、と述べました。
この15のことは、まさにこれを体現したものになっています。
私も「03食器の重ね方を変えてみる」を読んだ後、気を配るようになりました。
「10公衆電話の使い方を子供に教えておく」これもなかなか気付きがないことだと思います。
個人が携帯電話を持つ時代になり、街の公衆電話も数が減ってきています。
そして、「公衆電話」そのものを知らない子供も増えてきています。
しかし、非常時には通信規制がなく優先的に使用できることをご存じでしょうか?
公衆電話の設置場所を把握して実際に使ってみる、そんな体験をお子様にさせてあげることは、大変有益なことだと思いました。
こちらを読んだ後は、第1章で日常の防災を確認し、第2章で災害時の対策と行動を学び、第3章で在宅避難や避難所の生活、災害後のくらしについて押さえておきましょう。
東京くらし防災のPDF版もこちらから閲覧することができますよ。
BOUSAI MANGAで防災を知る
アプリのコンテンツや防災に関する知識を、漫画で確認しましょうというコンテンツです。
4人の作家さんによる作品を読むことができます。
実際に被災された作家さんもおられ、その経験が漫画に反映されています。
防災への良い意識付けになると思います。
くらし防災クイズで知識を確認
こちらは「東京防災モード」でもあった防災クイズです。
出題形式は変わらず、〇×形式の全5問ですが、やっぱり難易度はムズカシイかも・・・?
すぐに回答せず、ちょっとだけ考えてから答えるのが全問正解するコツでしょうか。
考えることが知識の定着につながると言えるでしょう。
シミュレーションであなたの防災力をチェック
同じく「東京防災モード」でもあったシミュレーションです。
三つのストーリーでプレイすることができます。
プレイ時間は2分もかからないと思います。
実際に災害にあった時の状況に自分を置いて考える、これが重要なことだと思います。
ぜひお手すきの時間にトライされてみてはいかがでしょうか。
防サイくんのアイテムも手に入りますよ。
わたしのくらしチェックリストで備えよう
いざという時に備えるためのコンテンツです。
備えておきたいものは忘れがちになりがちです。
シーン別にチェックリストがありますので、買い出しの際にも役立ちますよ。
メモや期限を設定でき、自分でリストも編集できるという多機能チェックリストになっています。
わたしに便利
位置情報を送れます!緊急ブザー
このコンテンツは緊急ブザーのみとなっています。
タップすると「ピリリリリ!」という音色で鳴動します。
このブザー、思ったよりも大音量でビックリします。
しかもマナーモード中でも鳴りますので、誤動作には十分ご注意ください。
そして、3人まであなたの位置情報を添付したメールを送ることができます。
右上の≡(メニュー)から設定に進み、緊急ブザー設定で登録するようになっています。
必要に応じて登録されると良いでしょう。
また、ブザーのテストもここでできます。
ブザー鳴動の動画も撮りましたので、参考にしてください。
(音が大きかったので、あわてて音量を下げています)
確認しよう
くらし防災リンク集で給水場所などを確認しておこう
くらし防災リンク集では、日々の生活や防災に役立つ情報がリンクされています。
特に災害時給水ステーションの場所を確認しておくことは重要だと思います。
また「ヘルプマーク」や「やさしい日本語」というコンテンツもリンクされています。
どれも覚えておくと必ず役に立つ内容になっています。
こちらにも目を通しておきましょう。
まとめです
今回は「東京都防災アプリ」から「東京くらし防災モード」をご紹介しました。
ふだんのくらしの中で防災をはじめていきましょう!
次回は最後のモードである「災害時モード」を取り上げます。
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