こんにちは!管理人のアカツキです。
「東京都防災アプリ」についての連載も、今回が最後になります。
今までの記事リンクはこちらからどうぞ!
そして今回は、3つ目のモード「災害時モード」を取り上げます。
東京都防災アプリとは(おさらい)
東京都公式の防災アプリです
今から2年前の2018年(平成30年)3月から配信が開始されました。
「あそぶ」「まなぶ」「つかう」をコンセプトに災害時に役立つコンテンツが掲載されています。
そして「楽しみながら」防災について知ることができます。
このアプリは、防災ブック「東京防災」がベースになっています。
災害時モードーいざというときに
災害時モードートップ画面
実際に災害が起こった場合に、必要な情報を入手するためのコンテンツがまとめられています。
まずトップ画面のコンテンツを見ていきましょう。
最新の避難、災害情報
発生している災害を一目で確認
まず入ってくるのは、今災害が発生しているかいないかの情報です。
写真ではありになっています。
あなたがお住いの区市町村(東京都民限定です)をマイエリア(最大3つ)として登録することで、自動的に避難情報や災害情報が表示されるようになっています。
設定画面では、これら避難情報や災害情報のプッシュ通知設定もできるようになっています。
デフォルトでは、気象注意報以外すべて通知になっています。
あなたの状況に合わせて設定してみてください。
まずは、落ち着いて確認しよう
充実した防災情報リンク
災害が起こった後にすべきこととして、あなたの周りの人たちの安否確認が挙げられます。
そして、あなたの無事を周りに知らせることも大事なことだと思います。
「安否連絡と情報収集」で安否を知らせること、調べることがまとめてできるようになっています。
Googleパーソンファインダーを利用しています。
公衆電話の場所も調べられます
他にも、多数の連絡先やリンクがまとめられています。
災害用の伝言ダイヤルや緊急連絡先へのアクセス
公衆電話の設置場所なども検索できるようになっています。
ちなみに、災害時には公衆電話の回線の方がつながりやすくなります。
もしもの場合に備えて、お近くの公衆電話の設置場所を知っておきましょう!
Googleパーソンファインダーなどの安否確認システムについては、こちらの投稿記事もぜひご覧ください!
区市町村のサイトリンクも完備
「防災マップ」は、「東京防災モード」と同じコンテンツです。
「東京都防災WEB」は、風水害への備えに関するリンクと、区市町村のホームページやツイッターなどへのリンクで構成されています。
区によっては、独自の防災アプリまで用意しているところもあります!
ぜひあなたがお住いの区市町村について調べてみましょう。
また、風水害への備えについても「東京防災モード」と同じコンテンツになっています。
確認しよう。助け合おう。
被災後の支援もここで確認できます
こちらには6つのコンテンツがあります。
上段2つは、東京都の防災ページとツイッターへのリンクになっています。
中段2つは、災害時に知っておきたい部分を抜き出した「東京防災」
また、あなたが被災後にどのような支援を受けられるかをまとめたコンテンツになっています。
家が壊れた場合、建て直しなどにかかる支援金はあるのか?
そういった疑問もこちらで確認することができます。
外国人向けの配慮 (1) ヘルプカード
6つのコンテンツの下段2つは、外国人向けの内容になります。
まず3か国語対応のヘルプカードです。
英語、中国語、韓国語に対応していて、日本人に支援を求めるときの会話例などがまとまっています。
ちなみに、東京に住む外国人の方はどのくらいおられるのでしょうか。
東京都の発表では、令和2年1月1日時点で、約57.7万人とのことです。
東京都の総人口が約1,395万人(令和2年1月1日時点)です。
つまり、外国人の方が占める割合は、約4%になります。
区などによっては、その割合がさらに高くなっているところもあるはずです。
それだけ、コミュニケーションを取る機会も増えてくるということになります。
しかし、外国人の方々全てが、日本語を流ちょうに話すことができるかというと・・・
決してそうではないですよね。
もしもの時、あなたもこのようなヘルプカードと共に助けを求められることがあるかも知れません。
その内容に目を通しておくだけでも、とっさに対応しやすくなると思います。
外国人向けの配慮 (2) Safety Tips
また、Safety Tipsなる項目がありますが、これはスマホアプリです。
防災アプリの開発を行っているRC solutionが、観光庁の監修を受けて開発したアプリです。
こちらは、訪日された外国人の方を対象にしています。
国内の緊急地震速報などをプッシュ通知で伝えたりすることができます。
日本語も含め11か国語に対応しています。
今後は対応する言語が14か国語に増えていく予定です。
おすすめコンテンツ
こちらもおすすめ「NHKニュース防災アプリ」
ここでは、他にもインストールしておいてもらいたいアプリが紹介されています。
NHKから配信されている「NHKニュース防災アプリ」です。
こちらも、ぜひ押さえておいてほしいアプリです。
特に放送局の強みであるテレビとのニュース同時配信
ニュース速報や、台風情報(特に7月~10月)などのリアルタイム配信は大いに役立ちます。
通知も許可しておくと、速報が確実にあなたの元に届きます。
NHKニュース防災アプリについては、過去記事も合わせてご覧ください!
まとめです
全4回にわたって「東京都防災アプリ」を取り上げ、その内容を解説してきました。
まだまだ伝えきれない部分があるくらい充実した、素晴らしいアプリだと思います。
東京都防災アプリは、名前の通り、東京都在住の方の使用を念頭に置いています。
しかし、ご紹介したように都民でなくとも使える機能が沢山あります。
ぜひあなたもアプリを使いこなし、「楽しみながら」防災を学んでいきましょう!
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