こんにちは、管理人のアカツキです。
今回取り上げる防災アプリは「tenki.jp」です。
日本気象協会が提供するこのアプリ、単に天気予報が見られるだけでなく
あらゆる気象情報を手に入れることができます。
ともすれば大きな地域区分になりがちな天気の情報をより個人向けに提供していると感じました。
ではアプリで何ができるのか?早速見ていきましょう。
日本気象協会とALinkの共同開発アプリです
tenki.jpはiOS、Android両方に対応した気象情報アプリです。
日本気象協会とALinkインターネットが共同開発をして提供しています。
また、Webサイトでも天気予報専門メディア「tenki.jp」として提供されています。
今や天気予報は様々なメディアから取得できるようになりましたが、tenki.jpはユーザーがサイトにアクセスする指標の一つであるPV(ページビュー)数が月間48億PV(注)というたいへん大きな数字を記録しています。多くのユーザーから信頼を得ているサイトと言えるでしょう。
tenki.jpはツイッターアカウントも開設しており、フォロワー数が280万(注)とこちらも大きな数字になっています。当サイトのツイッターにおいてもフォローをさせてもらっています。
(注:tenki.jp広告掲載ページ 「tenki.jp媒体資料 2021年04-06月版(PDFファイル)」より)
地震情報に特化したtenki.jp地震情報は情報が早く、リストにも組み込ませてもらっています。
当サイトで提供しているツイッターリストについては、ぜひこちらもご覧ください!
幅広い機能
tenki.jpの特徴は、ここで紹介しきれないくらいの豊富で幅広い機能につきると思います。
それでは具体的にアプリの内容を見ていきましょう。
tenki.jp起動後は地点を登録します
アプリを利用するには、利用規約への同意をする必要があります。
同意をすると「ようこそ!」画面が表示され、現在地の設定などを行います。
設定が終わるとメイン画面に移動します。先の画面で現在地の設定をしていれば、すでにその場所の気象情報が表示されているはずです。
最初は気象情報を表示する地点を追加しましょう!というガイダンス画面が出てきます。
地点は10か所まで登録できます。多いですね。
登録する対象は市町村だけではなく、レジャー施設もOKですよ!
メイン画面は情報たっぷり!
設定が終了すると上の画像のようにメイン画面が表示されます。
大変簡潔で分かりやすい画面になっていると思います。
また、下のメニューバーのすぐ上に「台風が発生しています」と表示されていますよね?
このように、特に注意すべき気象情報があれば、教えてくれるようになっています。
メイン画面からさらに情報を見たい場合はスワイプを活用しましょう。
横にスワイプすることで今日と明日の1時間ごとの天気予報を確認できます。日の出や日の入時刻なども自動的に入ります。しかも予報だけではなく、気温や湿度、風速などもまとめて確認できるようになっています。
また▲▼のボタンがありますが、これをタップすることで天気予報と気温、降水確率の表示にしぼり込むことも可能です。
さらに今度は縦にスワイプしてみましょう。すると日にちごとの予報一覧が表示されます。最長2週間分まで対応しています。そして端の+ボタンを押すと6時間ごとに区切った予報が出てきます。
なかなか、というか、ものすごく気が利いていますよね。
なんというか、ユーザーの知りたいことにしっかりと応えてくれている、そのような姿勢をアプリのこのメイン画面の使い勝手から感じました。
指数情報を活用しよう
メイン画面の「お役立ち情報」には最大5つまでtenki.jp独自の「指数」を追加できます。
メニューをタップすると設定画面になりますので、ここからお役立ち情報を選ぶことができます。
最初にご覧になられるとその数の多さに驚かれるのではと思います。
5つに絞り込むのは大変かも知れないくらいの充実度ではないでしょうか。
地震と天気図は上のバーからアクセス
まずは上のバーを見てください。このバーを横にスワイプ、あるいは項目をタップすることで地震情報にすぐアクセスできます。さらにスワイプまたはタップすると天気図(実況)が表示されます。地震、天気図はいずれも画面をさらにタップすることでくわしい情報を表示してくれます。
天気図では気象衛星の画像やPM2.5の予測も表示可能です。
これだけでも使いやすいですが、バーにもすぐにアクセスできるような情報を追加できればさらに使い勝手が増すと思います。ぜひこれからのアップデートに期待したいところです。
雨雲の動きはレーダーから
メニュー画面から「レーダー」を選ぶと上の画像のような画面が出てきます。
雨雲の動きを確認できる雨雲レーダーになっています。
地図はカラーと衛星写真の2種類を選ぶことができ、右上の日本地図をタップして切り替えます。
赤い円が中心からの距離を示していて、地図を拡大縮小するとそれに応じて自動で変わります。
次に右下のバケツと水滴のボタンですが、これは画面の色合いを変えるボタンです。
バケツは地図全体の、そして水滴は雨雲の色合いを変えます。
上に示した4枚の画像はそれらの組み合わせを試してみたものです。
あなたにぴったりの組み合わせはありましたでしょうか。
全国の2週間天気も確認
「全国」ではその名の通り全国の天気予報が見られます。おなじみの画面ですね。
ここも気が利いているな、と思ったのが右上の「明日以降の天気」ボタンです。
ボタンをタップすると、全国の2週間天気が確認できます。
今日が分かると明日が知りたくなりますから、ついついタップしてしまいますよね。
また、「今日の天気」画面で下にスワイプすると、気象予報士による解説コーナーがあります。
この記事を書いている時点(4/23)で火事のニュースを多く見たように思いますが、画像の記事によれば全国的に乾燥注意報が発令されていたとのことでした。ニュースと気象を結び付けて理解することができるのもありがたいですね。
季節情報も充実
続いては「季節情報」です。この内容は季節によって変わり、春は花粉症と桜開花に関する情報が提供されます。季節情報には梅雨、紅葉、スキー情報などがあります。
設定メニューも多彩
これだけでもtenki.jpの豊富な機能を実感されたかと思います。
しかし、これだけではありません。まだまだたくさんの気象情報が提供されています。
次はメニュー画面を見てみましょう。
上から下までメニュー画面をお示ししましたが、ものすごいコンテンツの数ですよね・・・。
ここでは、防災アプリとしてのtenki.jpを見ていきますので、防災情報について取り上げてみたいと思います。
解説が行き届いた防災情報
先ほどのコンテンツ画像にもありましたが、防災情報は
- 警報・注意報
- 地震情報
- 津波情報
- 火山情報
- 台風情報
から構成されています。
この内、地震情報については以下のように最新の情報や過去の地震情報、震央(震源の真上にある地表の点のことを言います)分布、海外の地震情報など、関連する情報リンクが網羅されています。
火山情報や台風情報も同じくらいの情報密度をもって提供されています。
特に火山情報は、その火山の解説情報(気象庁による)も掲載されています。
その火山の今の状態を知るだけではなく、どのような歴史があるのか、といった理解をするための構成になっていると感じました。
まとめです
今回のアプリは「tenki.jp」を取り上げました。
基本的な気象情報だけでなく、そのデータを活用して得られた多くの情報もまとめて提供されている点が特徴的だと思います。
加えてユーザーのこれも知りたい、という情報がしっかりフォローされているように感じました。
どの切り口を見ても地域から全国まで一貫した情報を取得することができ、日常にも防災にも使えるとても良いアプリだと思います。
地震、火山もそうですが、台風シーズンもあと少しでやって来ます。
気象情報を押さえ、防災レベルを上げていきましょう!