2022/8/11 能登地方の群発地震ー今わかっていることー を投稿しました

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水は「命の源」災害に備える「保存水」のススメ

「保存水」のススメ 防災グッズ
「保存水」のススメ

こんにちは!管理人のアカツキです。

今回の防災グッズは「水」です。
水は日常でも非常時でも欠かせない、まさに「命の源」ですね。

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水の備蓄は1人1日3リットルが目安

首相官邸のホームページには、「防災の手引き」というコンテンツがあります。
それによれば、飲料水の備蓄について「1人1日3リットル」を「3日分」手元に置いておくことをすすめています。

首相官邸-防災の手引きより

出展:首相官邸防災の手引きより

さて、その飲料水について災害時に特化したものとして「保存水」、あるいは「備蓄水」というカテゴリーがあるのをご存じでしょうか?

後ほど様々な保存水をご紹介しますが、まずは「普通の水」と「保存水」との違いを見ていきましょう!

なお、今回はこの解説部分がやや長くなっております。
保存水のご紹介は次ページへお進みください!

「普通の水」と「保存水」何が違うの?

品質に違いはありませんが、賞味期限が異なります

「保存水」という名称の通り「賞味期限」に違いがあります。

普通の水、ここではスーパーなどで売っているミネラルウォーターを思い浮かべてください。キャップに賞味期限が印字されています。大体が半年~2年くらいになっていると思います。

一方で、保存水は賞味期限が5年以上と非常に長くなっています。
後でご紹介している保存水の中には、なんと15年というものもあります。

それだけ保存が効く・・・ということは、水に何か保存料のようなものを加えているの?と思うかもしれません。しかし、「普通の水」と「保存水」の「中身」に基本的な違いはありません。同じ品質の水なんです。

では水の賞味期限とは?

結論から申し上げますと「その水が入っている容器ごとに法律で決められた量の水が減った時」が賞味期限なんです。

ちょっと回りくどい言い方になってしまいましたが・・・要は水がある程度蒸発しちゃったらそこが賞味期限ということです。

私たちが思い浮かべる「食べ物の賞味期限」とはちょっと違うんですね。この点をぜひ覚えておいてください。このことを正確にご存じの方は、あまりいらっしゃらないと思います。

もうちょっと法律について知りたいなあ、と思われましたら
ぜひ+ボタンをクリックしてみてください。

水の賞味期限は「計量法」に違反しない期限です

「法律で決められた量の水が減った時」が水の賞味期限であると先に述べました。これを決めている法律が「計量法」です。

ところでこの計量法、あまり耳にする機会が無いかも知れません。
ですが、私たちの生活のあらゆる面にその効果が及んでいる重要な決まり事なんです。

計量法って、何?

たとえば

  • このモノの長さは、in(インチ)じゃなく、m(メートル)単位で計ってね
  • このモノの重さは、kg(キログラム)という単位を使って計ってね

・・・と、モノを計る時の基準になる単位を決めた法律です。
そしてモノを売る時は、そのモノの量を決まった単位できっちり正確に計り、ちゃんと表示して売りなさい、といった事も決めています。

計量法の目的とは、モノを計る単位を決めてちゃんと計ること

計量法第一条には


第一条(目的)
 この法律は、計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保し、もって経済の発展および文化の向上に寄与することを目的とする

出展:電子政府の総合窓口 e-Gov計量法

とあります。

つまり、ありとあらゆるモノを計る時の基準を定めている法律なんですね。
このおかげで、例えばスーパーでお米はポンドではなく、kgで計られたものが売られています。10kgのお米は約22ポンドですが、22ポンドで売っているお米はまず見ないですよね?

それはこの計量法によって、お米はkgで計って売りなさい、と決められているからなんです。

先に計量法が重要な決まり事であると書きましたが、重要どころではなく、生活の根幹に関わる法律であると私は思っています。

だってある店では水が1リットルで売られているのに、別な店では0.26ガロンで売られていたら混乱しますよね?そして更に別の店では大さじ66.7杯で売られていたら?もう訳が分かりませんよね。

まさに生活の根幹に関わる法律と言えるのではないでしょうか。

量目公差(りょうもくこうさ)が誤差の範囲です

次に、第十二条第一項には次のように示されています。


第十二条(特定商品の計量)
 政令で定める商品(以下「特定商品」という。)の販売の事業を行う者は、特定商品をその特定物象量(特定商品ごとに政令で定める物象の状態の量をいう。以下同じ。)を法定計量単位により示して販売するときは、政令で定める誤差(以下「量目公差」という。)を超えないように、その特定物象量の計量をしなければならない。

出展:電子政府の総合窓口 e-Gov計量法

・・・難しいですね。

要はモノを売る時にはきっちり計って売りなさい、ということです。
ですが、カンペキにきっちり計らなければならない、という訳ではなく、この範囲であればオーケーですよ、というただし書きがあります。

それが条文にある「政令で定める誤差」、すなわち「量目公差」です。

例えば水1リットルを売りたいとき、きっちり正確に1リットル(1000ミリリットル)を計ったつもりでも、実際には1003ミリリットルなんかになっているかも知れません。この範囲なら1リットルとして売ってもいいよ、という範囲が量目公差です。

ちなみにこの例ですと、量目公差は10ミリリットルとなっています。ですので計り取った量が990ミリリットルから1010ミリリットル以内であれば、1リットルの水として売ることができます。それを超えてしまった場合は計量法違反となり、売ることができません。

水の賞味期限は、水の量が量目公差を超えたとき

まずは下の表をご覧ください。

表 量目交差表
表 示 量 誤 差

5ミリリットル以上

50ミリリットル以下

4パーセント

50ミリリットルを超え

100ミリリットル以下

2ミリリットル

100ミリリットルを超え

500ミリリットル以下

2パーセント

500ミリリットルを超え

1リットル以下

10ミリリットル

1リットルを超え

25リットル以下

1パーセント

(参考:経済産業省-計量法における商品量目制度の概要)

上の表が実際の量目公差表です。

2リットルの水の場合、量目公差は1パーセント20ミリリットルです(表の最終行に該当します)。
つまり、1980~2020ミリリットルであれば販売可能です。水は蒸発して減る一方ですので、いつしか1980ミリリットルを下回る時が来ます。

この時、量目公差を超えたのですからこの時点が計量法違反になり、水の賞味期限になる、ということです。

ちなみに量目公差表にはパーセントとその時の計量単位が交互に示されていますが、そのまま計量単位で表してもよさそうですよね?ですがあえてパーセントを使っているのには理由があります。

興味があれば、ぜひ調べてみてください。
計量法の所管である経済産業省の参考リンクを張っておきます。

商品量目制度に関するよくある質問と答え」(Q5に対するA5)

水はペットボトルに入っているのに、減っちゃうの?

はい、少しずつですが、蒸発して減っていきます。
ミネラルウォーターって基本的にペットボトルに入っていますよね?

このペットボトルは、名前にもある「ペット(PET:ポリエチレンテレフタレート)」というプラスチックを原料にしています。

ふだん私たちはペットボトルと何気なく呼んでおり、それ自体が一つの用語だと認識するくらいに浸透していると思います。
その「ペット」というのは原料の名前を短くしたものだったんですね。

実はこのペット、わずかですが空気を通す性質、つまり通気性があります。
通気性があるということは、水が蒸発して外に逃げてしまうということです。

ですので、賞味期限を過ぎたからと言ってその水が飲めない、なんていうことはありません。ちょっと水の量が減っただけですから。

ただ、通気性があるということは、ボトルの近くにニオイが強いものがあった場合、そのニオイが移るということを意味しています。その点には十分ご注意ください。

保存水の賞味期限のヒミツ

以上のことから、保存水と普通の水、何が賞味期限を長くしているかがお分かり頂けたかと思います。ポイントは「通気性」です。

そうなんです。要はボトルの中に空気が入りにくいような対策をすれば良いんですね。それによって通気性が低くなる。だから水が蒸発しにくくなる。結果として賞味期限が長くなる、という理屈です。

実際に保存水メーカーは次のような対策をして賞味期限を長期化しています。

  1. ペットボトルを厚くする
  2. ボトルのフタをフィルムで包んで密封(シュリンク処理)
  3. こん包する段ボールの手がけ穴を無くして外気と触れないようにする

押さえておきたい水の品質「pH」と「硬度」

最後に水の品質についても少し触れておきたいと思います。
お手元にミネラルウォーターがありましたら、ぜひラベルとともにご覧ください。

「pH」は水溶液の酸性、アルカリ性の度合いを示した指標です

リトマス試験紙、覚えていますか?なつかしい響きですね。
小学校の理科実験で、いろんな水溶液につけてその色の変化を確認された方も多いと思います。

その時に確認したのが、この水溶液は酸性か、中性か、はたまたアルカリ性かといったことでしたね。青色試験紙の色が赤に変われば酸性、といった具合です。

この酸性やアルカリ性の度合いを表す数値が「pH」です。ピーエッチ、ピーエイチと読みます。ドイツ語読みでペーハーとも読まれます。

その数値は0から14まであり、7付近を中性として

  • pHが7より小さいと、その水溶液は酸性
  • pHが7より大きいと、その水溶液はアルカリ性

となります。

たとえば、スポーツドリンクはpH3.5くらいでやや強い酸性を示します。意外とpHの値が低いんです。また石けん水はpH10くらいで弱いアルカリ性になっています。

ミネラルウォーターは、pH7~10くらいの中性~アルカリ性といった具合です。
ちなみに人間は体液がpH7.4前後の弱アルカリ性に保たれています。

pHの変化で飲み物の味わいが変わります。
酸性では酸っぱく感じ、アルカリ性では苦みを感じると思います。

「硬度」は水に溶けているミネラル分の量です

もう一つ知っておきたいのが「硬度」です。何だか強そうな用語ですよね。
実際に、材料の変形しにくさなどを表す指標という意味での「硬度」という用語もあります。ここでいう硬度とは、水に溶け込んでいるミネラル分の量を表した指標です

「ミネラル」について補足しておきますと、私たちの体に必要な微量の元素がミネラルです。今回ご紹介する保存水には、カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウム、バナジウム、ケイ素が含まれています

そして、主に水に溶け込んでいるミネラル分にカルシウムとマグネシウムがあり、硬度はこれらの量を使って次のように計算されます。

硬度の計算方法

硬度=(2.5×カルシウム量)+(4×マグネシウム量)
(単位はすべて水1リットル中に含まれる各成分の量(mg)で表した、mg/lです)

この硬度の値でその水を「軟水」、「硬水」であると区別しています。

ただその分け方にも色々あり、これが絶対だ!という基準はありません。
一般的には、100を基準としてそれより低いと軟水、高いと硬水としていることが多いです。

pHと硬度で水のおいしさは決まる?

あくまでも一般的にではありますが、軟水は「まろやか」、硬水は「やや苦み」とを感じると言われます。マグネシウムには苦みがあるので、その含有量が多い硬水ほど、そのような傾向になるのでしょう。

いずれにしても適度なミネラルバランスはもとより、水温、季節などの環境的な要素も水の味を決める重要な要素になるのではないでしょうか。

そして、最終的にはあなた自身が総合的に判断をすれば良いと思います。
人それぞれ感覚や好みが違うのは当然です。ぜひあなたイチオシの水を見つけてみてください。

それでは、実際どのような保存水が販売されているのでしょうか。
次ページに続きます。

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