こんにちは!管理人のアカツキです。今回は、日常にも災害時にも役立つおすすめのカセットコンロやバーナーをまとめてみました。
(2022/2/21追記 カセットコンロ以外のあたためグッズについて記事を投稿しました。ぜひこちらもご覧ください)
災害時にはインフラが止まる
近年、被害規模の大きな災害が増えてきています。特に、平成28年に発生した熊本地震では都市ガスが約半月にわたって停止しました。ガスが止まってしまうと、当然ながら料理が出来なくなってしまいますね。
ウチはオール電化住宅だから!という声もありそうですが、昨年発生した北海道胆振東部地震では、北海道の全域が停電した事実があります。今後、電気、ガス、水道といったメインインフラの一部あるいは全てが止まってしまう災害も起こるかも知れません。
災害後の一週間を乗り切るー防災グッズとしての「カセットコンロ」
内閣府では「カセットコンロ」の備えを呼びかけています。
これは、過去の被災者の多くが、避難生活の際に温かいものが食べたかったと語っていたことによります。
災害は季節などおかまいなしにやってきます。特に、冬に災害が起きて電気やガスが止まってしまったら、やはり温かい食べ物を食べたいですよね。
「カセットコンロなら、鍋やるからもう持ってるよ」というご家庭も多いと思いますが、もしそうでなければぜひこの機会に手に入れて防災への備えを高めましょう!
この記事では、お一人の方にもご家族の方々にもおすすめできるカセットコンロをご紹介します。また、アウトドアグッズからもおすすめのバーナーを選んでみました。
おすすめカセットコンロ・バーナー
(1)Iwatani カセットフー達人スリムIII
カセットコンロでトップシェアを誇るIwataniから定番のカセットフー最新モデルを取り上げてみました。
ちなみに、Iwataniからカセットフーが発売されて昨年で50周年なんだそうです。この達人スリムIIIは、その記念カラーということで、リッチ感漂うゴールドカラーになっております。
そして、いっそう目を引くのがスリムなデザイン!美しいですよね・・・。
美しいだけではなく、機能性も考えられていると思います。
接地面からゴトクまでの高さが74mmですので、作った鍋などから食器に料理を移す時、作業がしやすくなるのではないでしょうか。
また炎の出口である「炎口」の形を縦長にすることで、より炎が外側に広がらないようになっています。こういった工夫のおかげで水の沸き上がり時間を同じ出力の旧モデルから約1分も短縮することに成功しています。
はじめてのカセットコンロ選びであれば、これを選んでおけば十分なほど活躍してくれると思います。
ちなみに私はこの前モデルを所持していますが、キッチンから離れてテーブルで作る鍋はまた格別ですよ!
(2)Iwatani カセットフー風まるII
続いてもIwataniから最新モデルをピックアップしてみました。これはリビング、アウトドアどちらでも使えることを想定したモデルです。
特に外の環境では、風が強いことがあります。炎がなびいてしまうと、鍋やフライパンにしっかりと熱が伝わりません。風まるIIはこの風対策に特化しています。それが「ダブル風防ユニット」です。
これは写真のように外側と内側に二つの風防が取り付けられていて、余計な風をカットしてくれるようになっています。しかも、炎の燃焼に必要な空気は空気穴からしっかりと取り込んでくれるので、炎がなびくのを抑えてくれます。その結果、風防なしのものと比べて水の湧き上がる時間が半分以上も短縮されています。
また、耐荷重が15kgもあるので、大き目の鍋で大人数用の料理も作れます。
災害時には携帯性も重要な要素だと思いますが、持ち運びに便利なキャリングケースも付いています。少し重量は増えてしまいますが、機能性を求めた結果だと思います。こちらもおすすめです。
(3)Iwatani テーブルトップBBQ フラットツインS
こちらもIwataniから、二口コンロタイプの製品です。フレッシュなグリーンのボディカラーが目を引きますね。
カセットコンロは、基本的に一口タイプがメインにラインナップされています。そのため、家族単位での使用に不便さを感じる方もいるかも知れません。
こちらの製品ですと、片方でお湯を沸かしながらもう片方で料理といったことが簡単に実現できます。しかも専用プレートを使うことで鉄板焼きなどもOKです。重量がやや重いのが難点ですが、自宅避難時には重宝するでしょう。
(4)ニチネン マイコンロ・グッドシェフ KC-353A
固形燃料やカセットコンロを手がけるニチネンによる薄型コンロです。
Iwataniの達人スリムシリーズとの競合製品と言えるでしょう。そのスペックを見ても全く劣りません。また価格的にもより安く抑えられています。
カセットガスコンロの火力は、だんだん落ちていきますが、その対策としてヒートパネルというものが取り付けられています。これによって最後まで火力を保ったまま使うことができます。
長年別のコンロを使ってきたけど、いよいよ買い替え時・・・ぜひ次の一台の候補にしてみてはいかがでしょうか。
(5)ニチネン マイコンロ・チコブラック KC-343A
同じくニチネンより非常にコンパクトなカセットコンロを取り上げました。こちらは一目見てわかるように小さい!先ほどのグッドシェフと比べて約20%サイズが小さくなっています。
バーナーもそれに合わせて内炎式と呼ばれる炎のロスが少ない方式になっています。これによってガス消費量の効率化を実現しています。1~2人向けの製品です。
(6)新富士バーナー(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310
アウトドア用のランタンやバーナーを製造販売する、新富士バーナーのブランド「SOTO」からもおすすめのバーナーを紹介したいと思います。
この製品はキャンプなどのアウトドア向けに開発されたものですが、非常時には防災グッズとしても価値が高いと思っています。
その理由として、バーナーのコンパクトさにありながら高火力を実現していることにあります。重量はわずか0.35kg=350g!とにかく軽い!本体は折りたたむことができて簡単に持ち運びできるようになっています。
またアウトドア用を想定しているので、外気温によるガス缶出力の影響も対策されています。それがマイクロレギュレーターと呼ばれるガス圧力を調節する技術です。これによって外気温が5℃の時にも1リットルの水を約4分で沸かすことができます。
ゴトクも大きく、直径19cmまでの鍋を使うことができます。このように大変コンパクトでありながら強い火力が魅力の製品になっています。
しかし、ゴトク部分は金属ですので調理中に熱が伝わり、大変熱くなります。不意のやけどには十分注意してください。そうした思わぬ事故を防ぐためにも、ぜひアシストセットと合わせて購入することも検討されてはいかがでしょうか。
これは本体を収納できる丸型のポーチ、点火をアシストするレバー、そしてゴトクにセットして使うすべり止め兼伝導熱グリップが入っており、よりST-310を使いやすくしてくれます。
災害時にはアウトドアグッズを活用することも検討されてみてはいかがでしょうか。
カセットガスも忘れずに備えよう!
最低でも一週間分を備蓄しよう
カセットコンロは、燃料となるカセットガスをセットしてはじめて使うことができます。最低でも一週間分は備蓄しておきましょう。Iwataniのサイトには、その目安となる本数が示されています。
実は、ガスを使うときの気温によってもカセットガスの減り方が変わってきます。気温25℃の時と10℃の時では、3本ほどの開きがあるのですね。
ただ、先ほども示しましたが、カセットコンロによる火の出方によっても減り方は変わります。使い方もそうですね。
サイトの情報を目安とするならば、大人2人分では、より安全側を考えて気温10℃の時の使用を考え(約9本)、それより多めに確保しておけば良いと考えます。ぜひ一度あなたが使う場合を考えてみてはいかがでしょうか。
カセットガスはメーカー指定のものを使おう
カセットガスは、そのカセットコンロを発売しているメーカーが販売しているものを使うようにするのが良いでしょう。カセットコンロの安全確認は、指定されたカセットガスで行われているからです。
(2022/2/21追記 リンク先が見られなくなりましたので、別の参考リンクを掲載しました。Q4です)
他社製でも使えないことはありません(ガス缶の規格が同じ、ガスの成分が同じ)が、安全を第一に考えるのが正しい選択と言えると思います。
各メーカーから発売されているカセットガスは次の通りです。ぜひカセットコンロとセットで揃えてみてください。
まとめです
災害時に役立つ防災グッズとしての「カセットコンロ」をご紹介しました。
普段でも焼肉や鍋料理などに使える便利な道具ですので、これを機に備えてみることをぜひ検討してみてください!
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