こんにちは、管理人のアカツキです。
九州・沖縄地方の防災情報リンクをお伝えしております。
これまでの記事はこちらです。
第三回目となる今回は「鹿児島県、沖縄県」について取り上げます。
九州・沖縄地方の防災リンク一覧
コード | 都道府県 | 公式Webサイト | 防災Webサイト | 公式ツイッター | 防災ツイッター |
46 | 鹿児島県 | 鹿児島県 | 鹿児島県防災Web キャッシュサイト |
鹿児島県県政情報 | 鹿児島県危機管理防災局 |
47 | 沖縄県 | 沖縄県公式ホームページ | 沖縄県庁広報課 | 沖縄防災 |
(注 コードとは、都道府県に付けられている通し番号です)
各県の防災コンテンツには、5つ星による評価を入れてあります。
これは個人的な観点から、防災情報の総合的な発信力を示したものです。
あくまでも参考としてとらえてもらえればと思います。
鹿児島県の防災リンク
Web・・・あり
ツイッター・・・あり
- 一目でわかるコンパクトなデザイン
- 避難発令状況をすぐに確認
- 原子力防災のしおり
- 桜島大正噴火100周年記念誌
- 鹿児島県防災研修センター
- 避難所リストの地図連動を
- ハザードマップも表示してほしい
わかりやすいデザイン!
鹿児島県の防災ポータルサイト「鹿児島県防災Web」です。
アクセスして最初に思ったのは、とてもコンパクトである、ということです。
トップメニューに避難情報や気象・地震情報などへのリンク先を用意し、緊急ニュースを目立つ色でお知らせしています。
そして、県下の状況(気象注意報・警報、地震情報、津波情報)を地図上でわかりやすく色分けして表しており、その右側には現在発令されている避難に関する情報スペースがあります。
見たい情報がスッキリまとまっていて、とてもわかりやすいです。
理想的なサイトデザインだと思います。
また、鹿児島県防災Webはヤフー株式会社と協力して同じ情報を見られるキャッシュサイトを提供しています。
こちらのリンクは、上の表に通常サイトリンクとともに掲載しています。
緊急時にアクセスが急増し、サイト読み込みに影響が出ることを考えての対応だと思います。
もしもの時を考えてしっかりと事前に対応しているんですね。
河川砂防情報と道路規制情報は専用ページで
雨量情報やダム情報、火山カメラ情報などは「河川砂防情報」
道路の規制に関する情報は「道路規制情報」から別サイトにリンクされています。
前者は「鹿児島県河川砂防情報システム」、後者は「鹿児島県道路規制情報」です。
どちらも地図とリストでほしい情報を確実に入手することができます。
避難所とハザードマップの地図連動を
全体的にまとまっていて良いサイトだと思いますが、避難所情報についてはもう少し改良の余地があるように見えます。
「避難所検索」で県の避難所を調べられますが、リスト表示だけでなく、地図上に表示されるようになればより使う側に親切なサイトになると思います。
ハザードマップについても、ポータルサイトから見られるようになれば使い勝手が上がるでしょう。
防災冊子も充実
県のサイトから「危機管理・防災」に進み、「災害に備えて」にアクセスしてみましょう。
こちらにも防災に役立つ多くのコンテンツがあります。
また鹿児島県は県内に川内原発があること、そして実に11もの活火山を有していることからそれらに対するハンドブックも用意されています。
原子力災害については、「原子力防災のしおり」があります。
火山、特に桜島については大正の大噴火から100年が経過したことを機に「桜島大正噴火100周年記念誌」が発刊されています。
このほか「災害への備え」では「もしものときの心得」など多くのコラムが掲載されています。
このようなコラムなどもぜひ冊子化してほしいと思います。
防災研修センターで学ぶ!
自然災害が多い鹿児島県では、県民の防災意識を高め、自主防災組織の活動を充実させることを目的として「鹿児島県防災研修センター」を設置しています。
鹿児島県の災害の歴史や、火山噴火や地震のしくみ、台風や集中豪雨などの風水害についても幅広く学ぶことができます。
館内には応急救護の訓練室や防災研修を行うための部屋も用意されています。
このような取り組みがさらに広がっていってほしいですね。
鹿児島県の防災リンクを見てきましたが、とても見やすくわかりやすい構成になっていたと思います。避難所とハザードマップの拡充を願い、星4つとさせていただきました。
沖縄県の防災リンク
Web・・・あり
ツイッター・・・あり
- 地図メインの情報提供
- わかりやすい河川情報システム
- 避難所の情報追加を
- ハザードマップも情報追加を
地図メインの情報提供
九州・沖縄編の最後は、沖縄県の「沖縄防災情報ポータル ハイサイ!防災で~びる」です。
ちなみに「でーびる」とは「~でございます」という意味になります。沖縄言葉なんですね。
こちらも地図をメインにしており、鹿児島県防災Webとデザインが似ています。
各種情報への案内が地図の後に来ており、県公式防災ツイッター「沖縄防災」や防犯メール登録などの案内が続きます。
また、同じくヤフー株式会社の協力によるキャッシュサイトが存在します。
こちらについても一覧表に掲載しておきました。
わかりやすい河川情報システム
雨量情報などは「河川情報」の「河川情報システム」で確認できます。
アクセスすると「沖縄県河川情報システム」に接続します。
他の県でも似たようなシステムが導入されていますが、沖縄県のそれは、メニューのアイコンが大きく、また4つと限られているので素早く知りたい情報にアクセスできます。
他にも「ダム」から「沖縄県ダム情報」が開き、6ダムすべての情報をまとめて見ることができます。
避難所とハザードマップ情報もほしい
こちらもすっきりまとまった防災ポータルサイトになっていると思います。
しかし、避難所とハザードマップの情報が不足しているように見えます。
ハザードマップについては、「気象情報」に「津波浸水予測図」があるのですが、この情報を地図上に表示できないでしょうか。避難所もまとめてメニューが新設されると使いやすくなりますね。
以上、コンテンツの新設を期待して星3.5と評価しました。
まとめです
防災リンク情報の九州・沖縄編について取り上げました。
九州・沖縄地方は、台風の接近や上陸による被害を受けるリスクが高く「台風銀座」とも呼ばれます。
また雲仙普賢岳、新燃岳、阿蘇山、桜島など活火山の数が多く、活動が活発なものも多いです。
全国に活火山は111ありますが、九州地方だけで17、沖縄地方に2つあります。
そのため、全体的に防災コンテンツが充実している印象を受けました。
個人的な観点ではありますが、評価が高かった県も複数ありました。
今後さらに万全のサイト、SNS運営がされることを願っております。
これからも引き続き、防災リンク情報をお届けしていきます。