2024/4/15 地域に密着「ローカル防災アプリ」で災害に備えよう を更新しました

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はじめての備えは全部入りでそろえよう!
予算別におすすめする「非常用持出(もちだし)袋」6種類

避難! 防災グッズ

こんにちは!管理人のアカツキです。
今回は非常用持出袋についてご案内します。

はじめての防災対策をしようと考えているあなたにおすすめだと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。

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非常用持出袋とは?

災害が起きて逃げないと助からない!そんな時に真っ先に持って逃げるための袋です。
緊急事態ですので、生きるために最低限必要なものを納めた形になります。
そういった意味合いから、「防災バッグ」「防災セット」「避難セット」などとも呼ばれますが、意味は大きく変わらないです。

また、玄関やベッドのそばなど、すぐ持ち出せる場所に置いておくことが重要です。
買うことが目的になってしまってはいけません…。

私もそうなんですが、本やゲームなどずっと欲しかったものが買えた時は、それはもううれしいですよね。でも、その後じっくりと読んだり遊んだりしようと思っているんですが、なぜか買って満足して積んでしまうことがあるんです。
あなたにも覚えがあったりしませんか?

話が横道にそれてしまいましたが、非常用持出袋は買って満足しちゃあダメですよ。
「これを買ったから安心だ!とりあえず押し入れにしまっておこう」では買った意味がありません。

必ず!目の届く範囲に置いておきましょう!

非常用持出袋の重要性

ここ数年で自然災害は増え、その被害規模も大きくなっています。
自分の命はまず自分で守る「自助」が広く呼びかけられるようになりました。
そのため、非常用持出袋を備えることが重要になってきています。

自然災害は増えている

あなたは、「防災白書」をご存じですか?
その前に「白書」についてですが、Wikipediaにはこのように書かれています。

中央省庁が編集する印刷物で販売又は頒布するもののうち、内容が政治経済社会の実態及び政府の施策の現状について国民に周知させることを主眼とするものであること。 図書の形をとるものに限り個人名で編著されるものも除くので、定期刊行物やパンフレット類、法令解説書や統計調査報告書などは白書に含まれない。

引用:Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/白書)

要は省庁が毎年出している報告書のようなものです。
そして防災白書は、内閣府から出されている白書になります。
最新版は、「令和元年度防災白書」です。
つまり、防災の現状について毎年国から報告書が出されているんですね。

白書は上のリンクからすべて無料で読むことができます。
大変内容が充実していて、読み物としても面白いと思います。
製本されて販売もされています。調べてみるのも良いのではないでしょうか。

さて、その防災白書によれば、平成30年の土砂災害発生件数が過去1位になったことが示されています。

令和元年度防災白書より土砂災害発生件数の推移

引用:令和元年版 防災白書|土砂災害発生件数の推移(昭和57年~)

H29年が約1,500件ですから、なんと2倍以上に増加しています。
ちなみに、H31年/R1年の件数は1,996件でした。過去4番目に多かったとのことです。

H31/R1年の土砂災害発生件数

引用:国土交通省 R2/3/25報道発表添付資料より

自然災害の増加、そして被害規模も大きくなっていることがデータから見て取れます。

自分の命は自分で守る

災害時には、自衛隊が派遣されたり避難所に物資が運ばれたりと、国による「公助」が行われています。しかし、災害が増えたりその被害規模が大きくなると、どうしても限界というものがあると思います。防災白書にも書かれていますが、近い将来起こるといわれている南海トラフ地震では、その懸念が問題視されています。

そこで、自分で自分の命を守る「自助」が大事になってきます。

実際のデータとして、平成7年の阪神淡路大震災では救助された人々の内、8割は家族を含む「自助」や近隣住民の「共助」で助かり、自衛隊などによる「公助」で助けられたのは2割程度だったそうです。

阪神淡路大震災の救助主体と救出者数

引用:令和元年版 防災白書図表1-1-1 阪神・淡路大震災における救助の主体と救出者数

「自助」「共助」「公助」と三つの「助」が出てきました。
もちろんどれもが連携していくことが大事です。
しかし、災害に対しては「自助」をしっかり意識して最優先にしていくこと。
まずは自分の命を守る、そのためにも必要な備えをしていきましょう。

必要なアイテムは?

実際に非常用持出袋を用意したい!
そこで問題になるのが、どんなアイテムが必要なのかということです。
次はその一例です。

非常用持ち出し袋は、避難したときに最低限必要なものを納めた袋です。家族構成に合わせて準備し、玄関近くや寝室、車の中、物置などに置いておきましょう。

非常用持ち出し袋に入れる中身の例

飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
 マスク
 軍手
 缶切
 ナイフ
 懐中電灯
 衣類、下着
 毛布、タオル
 ライター
 携帯ラジオ
 予備電池
 使い捨てカイロ
 ウェットティッシュ
 洗面用具
 ヘルメット、防災ずきん

引用:内閣府防災情報のページ | 特集3 地震に備える

多いですね!15点以上はあります!
これを全部揃えるのは、けっこう大変ではないですか?
それに一人ならまだしも、家族単位となるとかなりの量になります。

セットで安心 非常用持出袋


でも、安心してください。ちゃんと必要なアイテムがセットになったものが販売されています。今回はそれら非常用持出袋から6点をピックアップしてみました。

次のようなポイントから、これなら手元に置いておきたいな、と思えるものを選んでみました。
価格はメーカーサイトに示されている金額でまとめています。

〇 一人用を想定
〇 予算を三段階で設定
  ・5,000円以内 ・5,000円~10,000円以内 ・10,000円以上
〇 アイテム数
〇 セットのバリエーション(女性用や家族用があるか)
〇 メーカーの信頼性

予算 5,000円以内

エピオス 「非常持出セット12点 CS-30」

【価格】3,000円(参考上代=メーカー希望小売価格)
【セット内容】12点

  • 非常用持出袋
  • マスク
  • 防災用ウェットティッシュ
  • 防災の心得

  • アルミブランケット
  • ダイナモLEDライト
  • 給水袋(3L)
  • 軍手
  • IDホイッスル&カラビナリング
  • レインコート
  • 綿棒&ばんそうこう
  • 携帯トイレ1P

イベント&ノベルティの企画や輸入、販売を手掛ける株式会社エピオスが販売する持出セットです。アイテム数は少なめですが、最低限必要なものはそろっていると思います。

このセットのユニークな点は、化粧箱に一式梱包されているところです。
そして、そのまま本棚に保管できます!このアイディアは面白いと思いました。

また、化粧箱の避難マークは蛍光仕様で暗闇でも光ります。
コンパクトでありながらよく考えられているセットだと思います。

家庭用のみならず、オフィスでまとめて購入して配備しておく用途にも適しているでしょう。

山善 「防災バッグ30」(4,000円台)

【価格】4,378円(税込)
【セット内容】30点

  • リュックサック
  • レインポンチョ
  • アルミブランケット
  • ペーパートレー
    (3枚)
  • スプーン&フォークセット
  • ボディタオル
  • マスク(3枚)
  • 45Lポリ袋(3枚)
  • 布テープ
  • お薬ケース
  • 懐中電灯ランタン
  • サンダル
  • エアまくら
  • プラカップ(5個)
  • ラップ
  • 歯ブラシ(3本)
  • ティッシュペーパー
  • ラバー手袋
  • 2WAYドライバー
  • 小銭入れ袋
  • ホイッスル
  • アルミシート
  • 非常用給水バッグ5L
  • わりばし(5膳)
  • アルミホイル
  • 綿棒(20本)
  • 携帯用トイレ
    (男女兼用、3個)
  • 圧縮袋
  • カッターナイフ
  • 筆記用具セット
    (ボールペン、メモ帳)

機械事業だけなく、家電製品の製造や販売も行う山善による防災セットです。
私は山善について、家電のイメージが強かったのですが、実はインテリアやアウトドア製品、そして防災グッズまで幅広く取り扱っているのですね。

山善の防災セットは、比較的手頃な値段でありながら、アイテム数は充実の30点。
一次避難(生き残るための避難)に重きを置いたセット構成になっています。
また子供用のセットもありますので、合わせて購入するのもおすすめだと思います。

予算 5,000円~10,000円

アイリスオーヤマ 避難リュック14点セット

【価格】8,778円(税込)
【セット内容】14点

  • 手回し充電ラジオライト
  • ウォータータンク
    (10L用)
  • 除菌ウェットティッシュ(注)
  • ゴミ袋
    (30cm×40cm)
  • ブルーシート

  • アルミ保温シート
  • 携帯トイレセット
    (3回分)
  • マスクMサイズ
    (7枚入り)
  • レインコート
  • リュック
  • 貼るカイロ
    (10個入り)
  • ポケットティッシュ
  • からだ拭き
    (30枚入り)
  • 軍手

(注)
2020/6/10現在、一時的にホワイトハンディウェットティッシュ
(10枚入り、ノンアルコールになっています

2020/8/18追記
現在もウェットティッシュからホワイトハンディウェットティッシュに変更中です


2021/2/2追記
現在もウェットティッシュからホワイトハンディウェットティッシュに変更中です

家電全般など幅広く事業展開しているアイリスオーヤマによる防災リュックです。

アイテム数は必要最低限でコンパクトにまとめられています。
大容量のウォータータンクやからだ拭き、使い捨てカイロなど、季節や衛生面にも気を配ったチョイスがされていると思います。
また、リュックサックには500mlペットボトルが入るサイドポケットが付いています。

セットには、災害時に役立つ防災マニュアルも入っています。
スタンダードな一点と言えるのではないでしょうか。

予算 10,000円以上

この価格帯では、いずれも防災を専門とする会社が製造する非常セットになりました。
いずれもメーカーサイトの解説が詳しく、この部分だけでも読むことをおすすめしたいと思います。

LA・PITA(ラピタ) 防災セット SHELTER(シェルター) 1人用

【価格】11,880円(税込)
【セット内容】19点(水、レスキューライス、救急セットを1点とカウント)

  • 大容量リュック
  • 保存水500ml
    (3本)
  • 野菜ジュース
    (カゴメ、野菜一日これ一本)
  • ウォーターバッグ
    (6L)
  • 蓄光ホイッスル
  • レインコート

  • 多機能ダイナモラジオライト
  • レスキューライス
    (白米)
    (わかめごはん)
    (五目ごはん)
  • 防災エアーマット
  • からだふきシート
  • 軍手
  • 目隠しポンチョ
  • 高輝度調光ランタン
  • ライスクッキー
    (ココナッツ風味)
  • レスキューシート
  • 救急セット(注)
  • レスキュー寝袋
  • レスキューシート
  • 単三乾電池(4本)

(注)
7点セット
ハサミ、つめきり、ピンセット、ワンタッチ包帯、綿棒(10本)、コットン(3枚)、ばんそうこう(5枚)

防災セットメーカーLA・PITA(ラピタ)による防災セットです。
グッズ開発は、防災のエキスパートである防災士と共同で行われています。
さまざまな企業との取引実績もあり、信頼性はバツグンです。

セット数は19点。非常食もある程度組み込まれているのがうれしいです。
そしてメーカーの説明ページがとても詳しい!一つ一つのアイテムにこだわっている感じが伝わってきます。

私は特に防災リュックへのこだわりを感じました。ベルト部分のバックルがホイッスルになっているんですね。別にホイッスルがセットに入っているにも関わらずです。

非常時には何があるかわかりません。
こういったこだわりが、安心感を与えてくれるのだと思います。

また、女性のプライバシーを配慮した目隠しポンチョがセットになっているなど、細かい部分の気遣いが感じられます。

さらに上位モデルもラインナップされており、万全の防災セットと言えます。

・・・しかし、これだけ素晴らしい防災セットということで人気があるのでしょう。
納期が90日~120日と、相当長い期間になっています。この点には注意してください。

MT-NET「非常用持出セット さくら」

【価格】17,600円(税込)
【セット内容】47点(箇条書きした項目数)(注)

  • 非常用持出リュック(雨具付)
  • 保存パン
  • ランタン
    (乾電池式)
  • からだ拭き
    (30枚入り)
  • 3wayエアーベッド(空気入れ付き)
  • 静音アルミ寝袋(ポーチ付き)
  • 生理ナプキン
    (羽あり夜用30枚入り)
  • 滅菌ガーゼ(1枚)
  • 冷却シート(2枚)
  • 毛抜き
  • 3層式マスク(5枚)
  • ポリ袋(大)
    青、45L(2枚)
  • ポケットティッシュ
  • アイマスク
  • ヘアブラシ
  • タオル

  • ブルボン缶
    (乾パン)
  • 保存水500ml
    (2本)
  • 単三乾電池(3本)
  • 水のいらないシャンプー
  • アルミポンチョ
    (ポーチ付き)
  • ウォーターバッグ
    (6.5L)
  • アルコール綿(2枚)
  • 伸縮ネット包帯2号、3号
  • ハサミ
  • 爪切り
  • 防災手ぬぐい
  • ポリ袋(小)
    透明(2枚)
  • 5年保証ウェットティッシュ(20枚)
  • 防災手帳
  • ヘアゴム
  • 使い捨てペーパーショーツ(2着)
  • マジックライス
    (2食)
  • 多機能防災ラジオライト
  • 非常用トイレセット(5~8回分、約1.5日分)
  • 防犯ブザー
  • 静音アルミブランケット
  • 使い捨てペーパースリッパ
  • バンドエイド(4枚)
  • 伸縮ネット包帯4号
  • 耳かき
  • 使い捨て耳かき綿棒(33本入り)
  • 軍手
  • ホイッスル
  • 歯ブラシ&歯磨き粉
  • ドレスアップミラー
  • T字カミソリ

(2020/8/18追記)
(注)
公式では「62点セット」になっています。グッズ数を単品でカウントした数字になっています。

当サイトではそれぞれ「セット」として箇条書きした点数を数えているので、「47点」と表記しました。
また、当初「48点」としていましたが、これは私のカウントミスです。ごめんなさい。
(例)
バンドエイドが4枚入っていますが、公式ではこれを4点としており、当サイトでは1セットとして1点と見ています。

防災用品の企画開発や販売を行うMT-NETが開発した非常用持出セットです。
ここでは、女性用の非常用持出セットをご案内します。

このセットは、阪神淡路大震災で被災した女性防災士がその経験を元に開発したものです。そのため、防災ブザーや衛生用品などが追加されております。水のいらないシャンプーは、いわゆるドライシャンプーと言われるものです。避難時には、お風呂に入れない生活が続くかも知れません。行き届いたチョイスですね。

そしてたっぷりのアイテム数!リストアップ後に見返して驚きました。
食料からトイレ、衛生用品から寝袋まで、あらゆるグッズが収納されております。

またユニークな点として、リュックカラーをもも色、そら色、よもぎ色から選ぶことができます。常に手が届くところに置く非常用持出袋ですから、デザインだって気にしたいですよね。

防災メーカーの製品は本当によく考えられています。

防災防犯ダイレクト「地震対策30点セット」

【価格】19,800円(税込)
【セット内容】30点(持出袋含まず)

  • ソーラー多機能ラジオライト
  • 食品加熱袋
  • アルミブランケット
  • エアーまくら
  • スリッパ
  • 緊急用呼子笛
    (IDカード付)
  • 非常用ローソク
    (12時間燃焼)
  • レインコート
  • 乾電池(4本)
  • 防災アドバイス

  • 5年保存水500ml
    (4本)
  • 食品加熱材
  • アルコール除菌ジェル
  • アイマスク
  • 非常用給水袋
    (3L)
  • レジャーシート
  • マッチ
  • 備蓄用カイロ
    (2枚)
  • マスク(注)
  • 救急ポーチ
  • 缶詰ソフトパン
    (100g×3缶)
  • 非常用簡易トイレ
    (3回分)
  • マルチツール
    (ナイフ、缶切り等)
  • 耳栓
  • 水のいらないシャンプー
  • 軍手
  • 布ガムテープ
  • 三角巾
  • 緊急時連絡シート
  • 救急セット

防災グッズを専門に扱う防災防犯ダイレクトから販売されている防災セットです。
こちらも防災士が監修した防災セットになっており、今までの累計販売個数は20万個を突破しています。2016年の熊本地震において、被災地でも使用された実績があります。

見てまず「おっ」と思うのが、持出袋ではないでしょうか。
職人が1個ずつ手作りで作っているとのこと。
白地に赤をアクセントにしたシンプルなデザイン。おしゃれですよね。

おしゃれだけではなく、機能性も持たせてあります。燃えにくい素材を使用しているだけでなく、持ち手が暗闇で光ります。肩のベルトは収納もできる!考えられています。

このバッグは単品でも販売されていますので、自分で防災セットを組み立てたい、という方は選択肢の一つになるかも知れませんね。

もう一つ、「おっ」と思ったのが、食品加熱袋です。これは火を使わないで食べ物を温められる優れものでして、良い着眼点だなと思いました。

備えあれば憂いなし

以上、6セットについてご案内しました。
あなたの防災グッズ選びの参考になれば幸いです。

今回は一人用のセットを選びましたが、今後は女性用、家族用なども取り上げていければと思います。

備えあれば憂いなしです。今の行動が必ず未来の結果につながります。
あなたの身の回りに非常用持出袋が常にある安心感のある生活、はじめてみませんか。

アイキャッチ:五差路さんによる写真ACからの写真

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